口角がいつもキュッと上がっている女性は、明るい印象がありますよね。
今回はリフトアップなどの手術をしなくても、切らずに口角美人になれるセルフトレーニングの仕方をご紹介します。
美人は口角の位置で決まる
口角がいつもキュッと上がっている女性は、キュートで明るい雰囲気をまとっています。
そして何と言っても若々しく見えます。
一方口角が下がっていると、本人はそんなつもりはないのに、不機嫌そうに見え、怒っていると誤解されるかもしれません。
そうかと言って、無理やり口角を上げると、いかにも作り笑いのような引きつった表情になってしまい、不自然な印象を与えてしまいます。
日本人は目の大きさで美人度を図る傾向にあります。
しかし、美人は顔の下3分の1で決まると言われています。
言い方を変えれば「理想的な口角があれば七難をかくす」とも言えるのかもしれません。
目の大きさは整形をしなければ変えることは難しいですが、下がった口角の位置は、実はリフトアップなどの手術で切らなくても、日々のトレーニングで上げることができます。
3つのスマイルラインの位置
スマイルラインは、ほほえんだ時の歯の露出量によって3つに分けられます。
- ロー(笑った時に、上唇の間から見える前歯が75%未満)
- アベレージ(笑った時に、前歯が75%以上〜100%露出し、歯と歯の間の歯肉も見える)
- ハイ(前歯が完全に露出し、歯茎も見える)
最も笑顔がきれいに見える、理想のスマイルラインは、歯が完全に露出し、歯肉が1ミリ程度露出している状態と言われています。
2.のアベレージがこれに当てはまりますね。
3.のハイも、歯肉の見え方が3ミリ以内であれば感じが良いと言われています。
しかし3ミリを超えてしまうと、教科書的には魅力的ではないとされています。
この歯肉の露出の多いタイプを「ガミースマイル」と言います。
でもご安心下さい。
表情のクセ付けで、ある程度カバーできます。
そして表情とのバランスが、トータル的に調和がとれていれば、可愛らしくも見せられます。
1.のロータイプの方は、トレーニングで口角が上がれば今よりイキイキとした表情になります。
口角美人になる自力トレーニング
口角を上げ慣れていない方は、いきなり口角を上げることはできません。
トレーニングを続けることで、少しずつ口角が上がるようになります。
- 顔全体が見える鏡を用意しましょう。
- 鏡を見ながら「イー」と口を思い切り横に開いてみましょう。自分では気づきにくいのですが、普段口角が下がってしまっている方は、口角が下がったまま横に開いています。もし下がってしまっているようであれば、上唇が水平で下唇が湾曲したさかずきの形になるようにイメージして下さい。
- このとき口元だけでなく、少し上にある頬の筋肉も使います。どんどん口角が上がるイメージとともに、ほっぺたが丸いたこやきのようになるイメージをしましょう。
- 鏡に向かって実際に「イー」と声を出してみます。これを20回続けます。うまく筋肉が上がっていれば、思い切り笑い転げたときのようにほっぺたが疲労してきます。この時に使った筋肉が口角を上げる筋肉です。
- 次は、この丸くなったほっぺたを思い切り手のひらで上に引きあげます。これを丁寧にゆっくり行います。
- 5回引き上げたら、5回目はさきほどの筋肉を使って、ほっぺたが下がらないように固定します。はじめは筋肉の疲労感をかなり感じますが、続けているうちに、ほっぺたが降りてこなくなります。ちょうど、腹筋を限界まで行い、最後にお腹をへこましたまま、さらにその位置からもう少ししぼってキープした状態のような感じです。
以上の流れは、大頬骨筋・少頬骨筋・口角挙筋という口角を上げる筋肉のトレーニングです。
ここを鍛えることで、笑ったときに自然に口角が上がった口角美人になる、自力トレーニングです。
トレーニング後の皮膚ストレッチ
口角美人トレーニングで顔の表面の皮膚を思い切り使ったあとは、ほうれい線やシワが刻まれないように皮膚ストレッチを忘れずにやりましょう。
- 舌の先に力を入れ、口腔内からほっぺたを中心に内側から押し上げるようにして、ゆっくりと右回りに舌を30回くらい回していきます。ほうれい線ができる部分などは、念入りに内側からのばしていきましょう。
- 今度は左回りに同じように回していきます。
顔の表皮はデリケートなので、強いマッサージをするとシワを作ってしまいます。
この内側から皮膚を伸ばすストレッチは、表面の皮膚にダメージを与える心配がなく、また、唾液の量が増えて、お口の中の細菌が減り、免疫力UPにもつながります。
表情のクセ付けが効く
以上のトレーニングとストレッチで、鏡を見る回数が多くなることで、日常的に自分の表情を意識することができます。
そして、b.のアベレージのスマイルラインに近づくためには、どのような表情筋の使い方が良いのかが、感覚的にもわかってきます。
あこがれの芸能人やアイドルの写真を頻繁に見ていると、顔が似てくると言われています。
このトレーニングも続けることで、表情のクセ付けと、理想のラインのインプットにより、自力エステのような効果が期待できると言われています。
まとめ
顔にはたくさんの筋肉があります。
この筋肉を意識的にトレーニングすることで、何歳からでも鍛えることができ、その結果口元のキュッと上がった口角美人になることができます。
顔の筋肉は細かいため、他の部分に比べてトレーニング効果が感じられやすい場所と言われています。
気付いた時から始めることで、魅力的な笑顔を手に入れることができます。