最近スパイダーススキンに悩む女性が多くなって来ている様です。
スパイダースキンとは?何が原因でどの様にすれば予防が出来るのか?などについてご紹介します。
スパイダースキンとは?
スパイダースキンと言う言葉を初めて目にした人もいるかと思います。
スパイダースキンは足の皮膚の上にクモの巣状に血管が浮き出る症状の事を言います。
この症状になる人は立ち仕事に多いのです。
別名「クモの巣状下肢静脈瘤」言う病気で、皮膚の浅いところに通っている直径1mmの静脈の血流が滞り皮膚の上に浮かび上がります。
症状が現れるのはふくらはぎと太ももで、赤い血管がクモの巣状に見える・足の血管が浮き出ている場合はこの病気かもしれません。
スパイダースキンの初期症状には痛みが伴う事は少なく、ほとんど見た目上の問題と言う事になります。
ひどくなって来ると痛み・かゆみ・だるさを感じるようになります。
また黒みのある色素が出て来たり硬くなると言う事もありますので、痛みがある場合は専門医の診断を受けて治療する事をお勧めします。
どんな原因で起こる症状なの?
クモの巣状下肢静脈瘤は、静脈の中にある逆流防止弁に何らかの問題が生じ上手く働かなかったり,壊れたりすることで静脈の中にある血液が心臓に戻りづらくなることで発症します。
妊娠・出産時や高齢化で起こる事があります。
妊娠・出産時の場合は女性ホルモンの分泌が過剰になったり、胎盤によって血流が阻害されたりすることが原因になっていますので、しばらくしてホルモンバランスが正常になれば症状がなくなる事が多いそうです。
加齢によって起こっている場合は治療や手術が必要な場合もあります。
命の危険に陥ると言うほど重症な病気ではありませんが、放置していて自然に治ると言うことがないので、見つけたら早い段階で治療をするのが望ましいと言えます。
その場合は専門医に相談されると良いでしょう。
スパイダースキンスキン4つの予防法
加齢に伴って発症した場合は自然治癒が出来ないので、予防する事が大事です。
簡単に出来る予防法をいくつかご紹介します。
弾性ストッキングを使う
血流が悪化して静脈が浮き出るので弾性ストッキングを使って圧迫する事で症状を抑えることも出来ます。
弾性ストッキングは医療で用いられる事を目的として作られています。
構造的に足先へ行くほど締め付ける力が強くなるようになっています。
これを履くことで血流の逆流を防ぎ血液が心臓に戻る働きをサポートしています。
貧乏ゆすりをする
貧乏ゆすりは品がないと言われていますが、足のむくみや血流の改善には非常に良い運動になります。
ゆすることで足の筋肉を使いますので、血流が良くなり足に溜まった余計な水分も血流に乗せて心臓方向へと運ぶことが出来ます。
長時間の立ち仕事以外に座る事が多い仕事の人も意識して行うと良いでしょう。
ウォーキングをする
歩くことで程度な運動になりますので足の筋肉を強くして血流の改善を行うことが出来ます。
足を動かすと全身の血行も良くなりますので、1日20分を目安にして毎日行うと良いと言われています。
1度に20分が無理であれば、1日の合計で20分になるようにしても大丈夫です。
足を心臓より高くする
血流が悪化して心臓に戻りにくくなるのが原因ですので、足を心臓より高い位置に来るようにして休むようにしましょう。
むくみにも効果がある方法ですので休憩時間や夜に寝る時にやってみると良いでしょう。
まとめ
スパイダースキンはスカートを履いた時に見える部分に症状が現れますので女性としては本当に嫌なものです。
せっかくお洒落をしても足の血管が浮き出る事で台無しになってしまうは残念な事だと思います。
一旦発症すると自然に治らないと言う事ですので、日頃から歩くなどの運動を心がけて予防して行くのが大事です。
スパイダースキンは誰でもなる可能性がある病気ですし、そのまま放置すると静脈瘤になってしまう事もあります。
普段から足の血流が悪くならないように、こまめに動かすようにして予防して行くようにしましょう。