外から見えない内臓脂肪を自分でチェックして、日常生活の中で出来るエクササイズや食生活などの改善方法があります。
内臓脂肪が身につく原因と共にご紹介します。
内臓脂肪とは?
身体につく脂肪は大きく分けると皮下脂肪と内臓脂肪があります。
皮下脂肪は、文字通り皮膚の下につく脂肪、目で見えますし触ることも出来ます。
内臓脂肪は目に見えない身体の内部につく脂肪です。
この役割は内臓を衝撃から守ることですが多くなってしまうといろんな健康リスクが起きて来ます。
皮下脂肪はつきやすく落としにくいと言われる少し嫌な脂肪ですが内臓脂肪は皮下脂肪より簡単に落とすことが出来ます。
セルフチェックの仕方
内臓脂肪は目に見えませんし正確に量るにはCTスキャンをする方法が一般的です。
ここでは内臓脂肪を簡単にチェック出来るセルフチェックの方法をご紹介します。
ただし、目安として見ることが出来るもので正確に量れると言うものではないかもしれませんので、正確な内臓脂肪率を知りたい人は専門のところに相談してください。
計算式 ウエスト÷(脂肪をつまんだ時の厚み+脇腹をつまんだ時の厚み)=内臓脂肪
ウエストサイズによる目安 男性・・・85cm以上 女性・・・90cm以上
男性より女性の方に脂肪が多いと言う特徴があることからウエストサイズも女性の方が多くされています。
このサイズになっていないから大丈夫と言う事ではなく隠れ肥満と言う言葉がある通り見た目に痩せていても内臓脂肪が多い場合もあります。
セルフチェック項目
- 飲酒喫煙している
- 睡眠不足がち
- 食事の時間がバラバラもしくはちゃんと摂れていない
- 毎日同じ姿勢で作業している
- 野菜が嫌いで肉類と油ものが好き
- スイーツが大好き
- 炭水化物が大好き
- ラーメン。焼肉など食事のメニューがサイクル化している
- 20時以降に飲食している
- 水分を摂らない
- 夜更かし寝坊
- 便秘である
- 運動不足
2つ以上当てはまる場合は改善するように努力して行きましょう。
健康リスク
内臓脂肪が多くなると、血中の中性脂肪が増えて生活習慣病が発症する事があります。
- 糖尿病
- 高血圧
- 脳梗塞
- 心筋梗塞
など成人病と言われる病を起こす原因となっています。
大人になると子供時代と比較して運動量が少なくなり仕事や人間関係のストレスも抱える様になります。
日常的にお酒を飲んだり、食べることでストレスを発散したりと不健康な方法に走ることが多くなります。
このため運動不足に加え、栄養の取り過ぎで体重が増えます。さらに、筋肉量が低下し基礎代謝が衰えて行きます。
内臓脂肪の減らし方
内臓脂肪は上記の様に運動不足・ストレス・食べ過ぎから多くなっていますので、その反対の事をすれば減って行きます。
- 適度な運動
- 粗食・咀嚼・菜食
- 趣味を持つ
適度な運動
太った身体でいきなり激しい運動をすると返って身体に負担がかかります。
日常的にお散歩をするなど軽い運動からスタートするのがオススメです。
ダイエットにも繋がるのですが、筋トレと有酸素運動のコンボがベストな組み合わせです。
2つを一緒に行うことで筋肉が鍛えられて代謝がアップし、有酸素運動で脂肪が燃焼します。
粗食・咀嚼・菜食
これは東洋医学的な考え方で、栄養が多すぎない食事をよく噛んで、菜食中心のものにすると言う事です。
現代は肉食文化が浸透し、食べ物の種類も豊富で望めば何時になっても食事を摂ることが出来ます。
日本のレストランは美味しい料理を提供していますが、毎日外食が続くと塩分や糖分を摂り過ぎてしまいます。
外食が多い人は特に野菜を使った物を摂るように心がけると良いでしょう。
趣味を持つ
ストレスの発散方法は人によって違います。
友達とカラオケに行ったり釣りをしたり、何かリラックス出来るものや楽しめるものを探してみると良いと思います。
趣味を持っている人は上手にストレス発散が出来ますので、1つだけでなくいくつかの趣味を持つようにしましょう。
まとめ
内臓脂肪がつきにくいライフスタイルを目指して、日頃から気を付ける事が大事です。
ついてしまった脂肪も燃焼させる事で落とすことが出来ます。
50代になると代謝が20代の半分になると言われています。
若い頃と同じ食習慣や生活習慣を続けていると自分で自覚のないままに内臓脂肪が多くなると言う事になります。
年齢にあった食習慣と運動不足解消を常に気をつけて行かないと、いつの間にか病気になっていたと言う事になりかねません。
気持ちはいつまでも若く身体は年齢相応に労ると言う事を忘れないで元気に楽しく生活を送って行きましょう。