50代の女性の中には不眠で悩む人達がいます。
不眠の原因は4つあります。
寝付けない、すぐに目が覚める、そんな状態を改善する方法をご紹介します。
不眠の症状は4つある
不眠と言われる症状は4つに分類されます。
- 「寝付きが悪い」
- 「眠りが浅くてすっきりしない」
- 「早朝に目が覚めてしまう」
- 「夜中に目が覚めてしまう」
と言うものです。
若い時には睡眠不足が悩みですが50代になると眠れないと言う悩みに変わって来ます。
厚生労働省の「健康づくりのための睡眠指針」によりますと、正味の睡眠時間は年齢と共に短くなる傾向があります。
睡眠時間は昼間の活動量や個人によって差がありますが45歳で6.5時間、65歳以上になると6時間となっているそうです。
更年期障害による不眠の症状と原因
女性の場合は更年期障害の中に不眠も含まれていてその症状は上記とは違うものがあります。
- 「早朝に目覚めて眠りが浅い」
- 「手足の冷えで寝付けない」
- 「夜間にいきなりのぼせてしまう」
- 「寝汗で目が覚める」
と言うものです。
閉経後は眠りに対する問題がより深刻になっています。
原因として考えられるのは
- 運動量が減る
- 生活サイクルが変わる
- メラトニンの分泌が減る
- 持病がある
- 頻尿や過活動膀胱である
- 飲んでいる薬が影響している
と言う事です。
子供の自立や仕事の変化で運動量が減るなど、女性はその年代と家族によって生活サイクルも変化していくものです。
また閉経によって今まで分泌されていたホルモンが減ります。
女性ホルモンは睡眠にも影響していますので、分泌量が減る事で不眠の症状が現れる事があります。
閉経時にはいろんな症状が出てきますがこれも個人差があり、特に何も感じないと言う人からあちらこちらに影響があってとてもつらいと言う人がいます。
健康への影響は?
人間はしっかりと睡眠を取らないと精神的にも肉体的にもつらい状態になります。
眠れない事でストレスを強く感じたり、病気が発症したりする場合があります。
寝ている間に呼吸が一時的に止まる睡眠時無呼吸症候群や高血圧・糖尿病・脳梗塞・循環器疾患を発症する可能性が高くなります。
医学的なお話でなくても、睡眠が少ないと
- 頭がすっきりしない
- 気力が湧いてこない
- 倦怠感が抜けない
などは誰もが経験している事なのではないでしょうか?人生のおよそ1/4は睡眠のための時間です。
眠ることは私達の精神や肉体にとってとても大切な事です。
寝付きの悪さと浅い眠り日常生活での改善方法
寝付けない・眠りが浅いのは女性ホルモンに影響されている場合があります。
人間には交感神経と副交感神経と言うものがあり、眠るには副交感神経が優位になる必要があります。
この副交感神経を優位にする自宅で出来る方法をいくつかご紹介します。
ストレスを減らす
ストレスは睡眠の妨げになります。
行きていく上で全くストレスがない状態と言うのは存在しませんが、出来る限り心配なこと・嫌なことなどストレスの原因をなくして行くようにしましょう。
身体を温める
冷えはいろんな病気を引き起こす原因になりますし寝られない原因にもなります。
身体が冷えやすい人はバスタブに入って血行を良くするようにしましょう。
ただし熱すぎる温度での入浴は返って睡眠の妨げになりますので、温めの温度でゆっくりすると言う入浴法にしましょう。
適度な運動をする
女性は何かと忙しく自分の健康に構う暇がないかもしれません。
歩けば良い運動になるところを時間がないからと車で移動する事が多いのではないでしょうか?
1番簡単で誰でも出来るのが歩くことです。1日20分でも良いので歩くことを心がけましょう。
リラックスする
女性は家事・育児・仕事と1人で3役をこなして生きています。
毎日が本当に忙しく時間に追われているのではないでしょうか?
そんな忙しいなかでも少し時間を作って自分をリラックスさせるようにして下さい。
好きな音楽を聞く・アロマを使う・ぼ~っとするなどご自身がリラックス出来る時間を持つようにしましょう。
家族のお世話も仕事も健康あってのものです。
忙殺されて自分で気づかない間に病気になってしまっては、思うように動くことも出来なくなります。
1日で少しの時間でも自分のために使うようにして健康で生活できるようにしていきたいものです。
参考資料: 健康づくりのための睡眠指針2014(平成26年3月)
まとめ
妻として母としてOLとして、1人で3役こなす女性の生活は毎日が本当に忙しくて、いつも時間に追われて生活しているのではないでしょうか?
そんなご自身を支える大事な睡眠時間、思うように眠れないと1日が上手く回らなくて、ストレスになる事もあります。
あまりにも眠れない時には医師に相談されるようにしてみてください。
漢方を使うと言う方法もありますので和漢を取り扱っている病院を探すのも良いと思います。
それと共に日頃の生活を見直して健康的に運動し必要な栄養素をしっかりと摂って毎日元気に過ごす様に気をつけて行きましょう。