50代は若い時と比べるとやせにくいと言われています。
どうして、やせにくくなっているのでしょうか?
効果的に痩せるコツと共にその原因もご紹介します。
50代がやせにくくなる理由は?
50代の女性と言えば多くの人が閉経を迎えている時期となります。
この時期は今まで分泌されていた女性ホルモンの量が減り痩せにくく脂肪を溜め込みやすい体質になっています。
仕事・家事・育児もしくは親の介護と忙しく運動不足が分かっていてもその時間を得るのは大変だと思う時期でもあります。
忙しい→運動しない→脂肪が溜まる→代謝が悪くなると言う順番で、どんどん体脂肪が燃焼しにくい身体になってしまいます。
忙しいとついつい移動に時間がかからない乗り物を選んでしまうのは、ある意味仕方のないことです。
しかし、そのままにしておくと成人病や思わぬ病を招く事につながりますので少しずつでも体脂肪を落としていく事が大切です。
効果的に痩せる3つのポイント
食事のバランスを取る
時間がないと食事も疎かになってしまいます。
簡単に作れてお腹持ちが良い食事・外食・お惣菜を買うなどの手抜きをした物になってしまいます。
しかし医食同源と言う言葉の通り私達の身体は食事から栄養を摂ることで作られています。
良くも悪くも自分が選んで食べた物で自分の身体が作られているのです。
少し前までは腹八分目と言われていましたが最近ではそれでも食べ過ぎであると言われるようになりました。
西洋文化が日本に入って来た頃から肉食が日常となり、食事の栄養が過多になって来ました。
今の時代はお肉を買うより野菜やお魚を買う方が高いのでは?と思えるくらい健康的な食生活をするのにお金が必要になります。
少し高い食材を買うのであれば量を減らす事で金銭的なバランスも取れるので、良い食材を使って食事を作る工夫をしましょう。
食べる順番を変える
食事の始めにお米から食べるのと野菜から食べるのでは糖質の吸収率が変わって来ます。
食事の順番にも太りやすいものと太りにくいものがあります。
繊維質から食べ始めて最後のお米と言う順番で食べていると同じ食事内容なのに痩せていくと言う現象が起こります。
具体的な例
- 野菜
- タンパク質
- 汁物の具
- 汁
- お米
と言う順に食べて行くと糖質を多く含むお米が最後になります。
糖質がゆっくりと身体に入り血糖値の上昇が緩やかになります。
筋肉の量を増やす
脂肪の燃焼率をあげるのには筋肉をたくさんつけるのが早道です。
20歳をピークに身体は少しずつ衰えて行きます。
高校時代まではあった強制的に運動をさせてもらえる体育の授業がなくなり、社会人になると趣味を持っている人以外はほとんど運動をしない状態になります。
- 意識的にジムに通う
- 歩く距離を伸ばす
- 社内の移動は階段を使う
など、運動をするように努力している人以外はどんどんと筋肉量が減って行きます。
筋肉が減ると比例して体脂肪の燃焼も少なくなります。
一駅歩く・意識的に大股で歩く・筋トレをするなど上手く時間を取って運動する事が大事です。
しかし、忙しくて時間が取れない場合は、早足で歩く・短距離の移動に自転車を使うなどしてほんの少しの時間でも割いて運動に回すようにしましょう。
2つの注意点
急激に運動をする
太ってしまった後いきなりジョギングなどの運動をするのは身体にかかる負担が大きくなり苦しいので続かない・無理をして腰や膝を痛めると言う事になりかねません。
いきなり走るよりまずは歩くことからスタートしましょう。
食事を食べない
1~2食べなくても平気だと思って食事を変に抜くと逆に健康リスクを負うことになりかねません。
若い時と身体も違って来ていますので、必要な栄養をしっかりと摂って健康的に身体を引き締める方向で考えていきましょう。
家庭で出来る簡単な運動
家事をしながら運動をすることが出来ます。
- 家の中を歩く時につま先立ちで歩く
- お掃除をする時に掃除機の持ち手を持って本体を手にしたまま掃除をする
- モップを使わずに雑巾がけをする
など少しの工夫で運動量をアップすることが出来ます。
また食事の支度をしながら腹式呼吸をしたり、煮炊きしている間に腰を左右に大きく円を描くように回したりする事も出来ます。
意識しないと忘れがちになりますが家事労働をしながらでも運動をすることは可能なのです。
この様な方法であればながら運動が出来ますので敢えて運動をする時間を確保する必要がありません。
まとめ
若いときは思い立ってすぐに激しい運動をしてもそれほど身体に影響は出ませんが、ある程度の年齢になると影響が出るようになります。
少しずつ身体を慣らしながら運動量を上げるには歩くのが最適です。
また食事制限も同じで必要な栄養素を摂らないと骨粗鬆症など健康的にリスクを負うことになりますので、食事を減らすより内容を見直して野菜やお魚中心の食生活を心がけて行きましょう。